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リブロ小手指店

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散歩でみる景色を、いつもと違ったものに変えてくれる本

2017/02/04(土)

「世界をきちんとあじわうための本」 ホモ・サピエンスの道具研究会著、ELVIS PRESS刊、1,700円+税  

「目であるく、かたちをきく、さわってみる。」 マーシャ・ブラウン著、谷川俊太郎訳、港の人刊、1,500円+税

春が近づいてきました。

昼間はコートを脱いで歩きたくなるような陽気もちらほらとでてきましたね。

気持ちの良い天気の日に散歩をしていると、どこか心にも余裕が出てきて、まわりのものにも自然と目がいくようになってきます。

そんなときに風景を眺める視線を、いつもと違ったものへと変えてくれる本を二冊紹介します。

  

「世界をきちんとあじわうための本」

ホモ・サピエンスの道具研究会著、ELVIS PRESS刊、1,700円+税

 

外歩きが気持ちいいと、ただ歩いているだけでも楽しめると思います。でも、もし歩いたり階段を上ったり写真を撮ったり、そんな散歩の途中で何気なくする行為をあらためて振り返ったら、そこに新しい発見があるかもしれません。

この本には、たとえば「呼吸について気づく」や「ぴったりの靴を選ぶ」など、ふだんの何気ない行動をあらためて意識するためのトピックが、いくつか用意されています。そのどれもが特別な準備を必要とせず、本を読んだ後すぐに実行にうつすことができます。

この本は、読むだけでなく実際にやってみて初めて実感できるところがある本です。小さなノートブックを用意して、やってみた時の気持ちを書きとめておくのも良いと思います。

持ちもの選びから実際に歩いているあいだまで、散歩をまるごと再発見のための小さな実験・遊びに変えてくれる一冊です。

  

「目であるく、かたちをきく、さわってみる。」

マーシャ・ブラウン著、谷川俊太郎訳、港の人刊、1,500円+税

 

「世界をきちんとあじわう本」が日常的な動作を対象としていたのに対し、こちらは「見る、触れる、形を知る」といった諸感覚をあらためて見直すことを綴った本です。 

たとえば「見る」ことについて、この本は「みることは みえることとはちがう」と始まります。そして「小さいものを大きくすること」や「誰かの視点を借りたりすること」など、見ることがもっているさまざまな可能性を一つずつ数え上げていきます。読み手は、詩のような短い言葉と写真から、見ることや触れること、形を知ることのさまざまな側面をあらためて確かめることとなります。

著者のマーシャ・ブラウンさんは「三びきのやぎのがらがらどん」や「せかいいちおいしいスープ」などで知られた絵本作家です。本書に収められた写真や文章は、見る人によっては何の変哲もない木や水の流れだったりもします。それがユニークさやハッとさせられる印象の作品になっているのは、ほかでもないマーシャさんの「目であるき」「かたちをきく」感じ方が隅々までいきわたっているからではないでしょうか。

この本は新書より少し大きいくらい、ページは100ページちょっとと持ち運びに楽なサイズです。それでいて絵本と写真集と詩集を持ち運ぶような楽しさがあります。なにより景色を見るときに、それが新しいものであっても見慣れたものであっても、より深くあじわうためのヒントになります。散歩のお伴としては、とてもうれしい一冊です。

 

今回は春の散歩にあわせて読みたい本2冊を紹介いたしました。

まだしばらくは暖かさと寒さが交互に来るような日が続くかもしれません。

ですが、春はもうすぐそこです。

散歩をしながら読みたい本を見つけて、暖かい春のおとずれを待つのも楽しいのではないでしょうか。

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