スマートフォンサイトはこちら

LIBRO

miomio

ショップブログ

リブロ福岡天神店

リブロ福岡天神店

住      所:
〒810-8680  岩田屋本店本館7F
電      話:
092-717-5180
営業時間:
10:00~20:00
アクセス:
西鉄天神駅徒歩5分
福岡市営地下鉄天神駅・天神南駅徒歩5分
取り扱い:
  • 和書和書
  • 洋書洋書
  • 文具文具
  • 雑貨雑貨
  • HonyaClub商品受取HonyaClub商品受取
  • QUOカード利用QUOカード利用
SNS
  • facebook
  • twitter
ブログを見る
店舗詳細ページ

KBCラジオ・PAO~Nにお邪魔しました!

本日はKBCラジオのPAO~N、月曜日の「おすぎとコウジの本との話」に出演させていただきました!

「感情移入してしまう本」というテーマで3冊ご紹介しました。

1冊目は

マーヤの自分改造計画

マーヤはアメリカの13歳。彼女の自己分析によると、自分はスクールカーストの圏外「社会のはみだしもの」であるらしい。そんなマーヤが一念発起して「人気者」を目指して頑張った!その記録がこの『マーヤの自分改造計画』です。

外見だけでなく心もどんどん大人に近づいていくマーヤを見て、中学生のころを思い出しながらこんな友達いたら楽しかっただろうなと思わずにいられない!展開にドキドキしながらもマーヤがんばれ!マーヤがんばれ!と思いながら読んでる自分がいました。

失敗も明るい調子で読ませる、素直でユーモアある文体も魅力です。

2冊目は

ぼくは勉強ができない

先ほど紹介した、マーヤと違ってこちらの主人公・秀美くんはモテモテの人気者。巻頭で自分が学級委員の書記に選ばれたことについて「最初に言っとくけど、ぼくは勉強ができない。おまけに字もへただ。」と語る。ではなぜ?「ぼくが人気者だからだ」と言い切る!

なんなの、この自信!

でも読み進めていけば、なぜ秀美くんが「人気者」になったのか、独特の思考、うーん哲学とでもいうか、それを持つに至った優しさというか、どういう生きる指針を持っているのかわかってくるのですね。父親がいないこと、恋多き美しい母親、なじめない学校、今まで傷つくことがたくさんあった、それでも軽やかに生きている。なんと魅力的なことか。

そして私は読むたびに何度でも秀美くんに恋をする。と言い切る派閥のものです。

秀美くんもマーヤも「自分が自分であるってことをわかっている人間」なんですね。二つの作品に共通するマニフェストのようなものだと思います。両方とも10代のころ出会ったら幸せな作品ですが、大人だって過ぎたあの頃を思い出し、忘れてたフリをしていたことを掘り返され、共感し、背中を押されます。

3冊目は

六条御息所 源氏がたり

おそらく、日本で一番有名なモテ男、容姿は光り輝くと言われ、教養があり、センスもいい、そして天皇の息子。正真正銘のハイカースト男子・源氏の君の物語です。

この本で語り部となる六条御息所は源氏の君の恋人の一人で、都で一番の教養と美しさを兼ね揃えた女性。ところが思いが強すぎて生霊となり、恋人の一人である夕顔の君を死に至らせ、奥さんである葵の上にとりつき、亡くならせてしまう。というのが一般的に知られている六条御息所です。

この林真理子版・源氏物語では、六条御息所がこの事件を自分目線で語ってしまうのです!この衝撃ときたら、もう。あの女の髪の毛をつかんだ感触がなぜこんなに生々しいの?私から悪霊払いのお香のにおいがする!とかこわいよ!

ただ、なぜこの女性に感情移入するかというと、冷静さにかくれた情熱でしょうか。この時代に生まれた女性のむなしさ、この場面傷ついたよー!源氏の君のこの言葉、ひどいわぁ。取り返しつかない!っていちいち解説してくれる。優し気に見える源氏の君が女性たちの思いを踏みにじり、色んなことを無意識に演じ、陶酔して生きていくことを淡々と語り、もちろん、いやな女は「いやな女」として言うのですけど、感情的ではない。冷静で気が回る女性だからこそ源氏の君を愛している自分のことも嫌になるぐらいわかっている。けっこうディスったりしてるのですが、作中ではずっと「あの方」と呼び続けるぐらいなんです。

ーこういうところが林真理子さんぽいとラジオで指摘されましたが(笑)ー

という感じで3冊の紹介をしました。もちろんラジオではこんなにたくさんしゃべることはできず、モジモジしてしまったのですが...

ほんと、ラジオって緊張しますね...!

聞いてくださった皆様、ありがとうございました!

そしてPAO~Nの皆様、お世話になりました。(天神店F)

pagetop