おすすめ本

リブロスタッフによるおすすめ本のご紹介

新書

『西郷隆盛と明治維新』

坂野潤治 / 講談社 / 税込777円
9784062882026

前年「日本近代史」ちくま新書を上梓した日本近代史の第一人者が「西郷隆盛」の実像に迫る。
判官贔屓の日本人は敗れ去った源義経や西郷隆盛が大好きである。隆盛のイメージは鷹揚で剛毅、征韓論に敗れて下野して、西南の役で切腹して散っていく。
西郷は好戦論者のイメージであるが著者はこの説を否定し、政治家として近代史中最も偉大な人物として挙げる。
ペリー来航から国内の論調がどんどん変わり、権力者がトップの将軍から実際に政治を動かす実務者に変遷していく。いつのまにか維新を迎えていて、ここがいつも分かり難い。
年表や権力者の変遷を図示してあればもっと理解しやすかったはずである。じっくり読む方は手元に年表と電子手帳などを準備して読み進めて欲しい。
リブロ池袋本店 西田芳樹)

西郷隆盛と明治維新

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『おどろきの中国』

橋爪大三郎/大澤真幸/宮台真司  / 講談社 / 税込945円
9784062881821

日本を代表する3人の社会学者が中国という社会の原理について、過去、現在、そして今後の日中関係について論じた鼎談である。
中国を理解する上での例えがいろいろ出てきて非常に興味深く読める。日本では青銅器時代が無く、鉄器時代も無い。戦車も無く馬だけ入ってきているので、日本の歴史的常識で中国を理解しようとしてはいけない。こういった積み重ねで近代中国ができ、戦前の日本が中国に関わっている歴史問題がある。
じっくり読まないといけない本だと思います。
リブロ池袋本店 西田芳樹)

おどろきの中国

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『教室内カースト』

鈴木翔 / 光文社 / 税込882円
9784334037192

先日、とあるトークイベントで、高校に入学した時に「まずは、クラスの中で自分がどういうポジションをとるのか(あるいはどのようなポジションになれば学校生活を有意義に過ごせるか)について考えたか」という話を聞いた。まずは「ポジションをとる」という発想自体に驚きを覚えたのだが、本書を読んでその発想もさもありなんかと考えさせられた。本書に書かれている学生の「学校」という狭い集団にこびりついた「権力」に隷属する姿は、教員にも見ることが出来る。それは学校生活を運営していく姿であり、本来の目的である教育とは違うものではないか。運営に翻弄されるばかりではない、教育の場を作るにはどうすれば良いのかということを考えるためにもおすすめの一冊。
リブロ池袋本店書籍館1F 幸 恵子)

教室内カースト

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『ハダカの北朝鮮』

呉小元 / 新潮社 / 税込735円
9784106105074

「北朝鮮」と聞くと「ミサイル発射」のニュースか「拉致問題」を一般的には連想する人が多いと思う。そして私はもう1つ「この国に生まれたら生き延びることは不可能」と思ってしまう。
一昔前と違い、情報はいろいろあるのだが、実際の人民はどう暮らしているのか、どう考えながら過ごしているのかを教えてくれる。日本生まれの帰国者であり、脱北者でもある著者は権力側に厳しく、
民衆に優しい。「上に政策があるなら、人民には対策がある」という言葉に灯明を見出し、賢く生きていると思いたい。
リブロ池袋本店 西田芳樹)

ハダカの北朝鮮

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『信長の城』

千田嘉博 / 岩波書店 / 税込882円
9784004314066

書名から過去いろいろ出版された安土城の規模や華麗さについて述べていると思ったが、本書の視点はもっと学術的であった。信長の生誕した城から始まり、「天下布武」への道のりを城をテーマに考察していく。城を中心とした本丸への"道路付き"や配下の武将の館の位置がどう変遷していくのかを記している。総石垣の城は体系的な工事知識と技能が必要だったことがよくわかる。
信長が治者として政治経済に与えた影響は大きく、築城法までも含まれると思えば、まさに「信長は偉大なり」を実感!
リブロ池袋本店 西田芳樹)

信長の城

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『オリオン座はすでに消えている? 』

県秀彦 / 小学館 / 税込756円
9784098251520

表題のオリオン座は冬の夜空に輝き、誰もが知っている星座だと思います。その星座の中の左上に位置するベテルギウスが爆発するという話が衝撃的で手に取りました。
今年は5月の金環蝕に日本中が興奮しましたよね。それよりも凄いことが既に起きているかもしれないんです。何しろ640光年離れているので今夜空に有るベテルギウスは室町時代の輝きですから。星の誕生から終わりまで非常にスパンの長い話も有ります。私たちの太陽と地球が終わる時にも言及していて全ての星は終わる時があり、それが億年の単位で言っているので今の我々からみると永遠ということでもあるのですが。
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オリオン座はすでに消えている?

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『動物に魂はあるのか』

金森修 / 中央公論新社 / 税込924円
9784121021762

動物に感情や知性、理性、魂と呼べるものはあるのだろうか。
起源をアリストテレスの時代に遡る、動物にも魂があるとする生命礼賛の「動物霊魂論」。そしてデカルト以降、人間の優位性を守るために生まれてきた、動物には知性も感情もないとする「動物機械論」。この二つを軸に、ハイデガー、アガンベン、シンガーなどの現代思想まで、生命とは何か、そして人間とは何かを巡る思想哲学史。
本書の中で著者は、動物と人間は違う(動物の方が劣る)という動物機械論的な考え方には、他者を見下すという視点があるのではないかと指摘し、そしてまた、現代社会における動物実験などの行為にもその考えが根底にあるのではないかと、私たち人間の生命感、倫理感について鋭く問いかけをしてくる。
iPS細胞、生殖技術、ケアなど、命を巡る問題が指摘される今、それらを考える入口としても読める一冊でもある。
リブロ池袋本店書籍館1F 幸 恵子)

動物に魂はあるのか

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『政権交代-民主党政権とは何であったのか-』

小林良彰 / 中央公論新社 / 税込861円
9784121021816

衆議院議員選挙と都知事を決める選挙月間ですのでこの新書を採り上げます。
思い出して欲しい。3年前野党の民主党が大勝して「政権交代」が実現。国民は皆夢を見たはず。
だがわずか半年で支持率が急落。毎年首相が交代しても支持率は戻らず、課題だけ残った。何故か? 政治問題に詳しい著者はこの3年間を振り返り、問題提起をしていく。
我々は一票を投ずるにあたり、今度こそ選択を間違えないぞと思わせる1冊です。
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政権交代-民主党政権とは何であったのか-

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『歴史の愉しみ方』

磯田道史 / 中央公論新社 / 税込777円
9784121021892

この新書の著者は『武士の家計簿』の著者でもある。時代小説を楽しむ上で大事な事は史実を変えずに推理を巡らし、時の矛盾が無い様にまとめあげることだと思う。
著者は古文書をみつけ、解読して事の真実に迫る。副題に「忍者・合戦・幕末史に学ぶ」とあるように、今まで明らかになっていなかった部分にスポットを当てて推理している。
ショートストーリーで読み易い本になっている。『武士の家計簿』とともにおすすめしたい。
リブロ池袋本店 西田芳樹)

歴史の愉しみ方

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『信長の血統』

山本博文 / 文藝春秋  / 税込809円
9784166608751

戦国時代最初に日本統一を意識した武将「織田信長」。昨今 中国民と韓国民による日本バッシングの映像が日々報じられる中での政府の対応に国民は焦れている。 
大衆が強いリーダーを求めている中で「信長」とタイトルが付いた書籍新刊が9月ひと月だけでも6点発売されている。それほど人気が高い歴史人物ですが、その子孫たちがどうなったかを
記した書物である。子供だけで27人いたうちに歴史に登場してくるのは一部である。あとの知られざる子孫は、その後はどうなったのだろうか。
新人物文庫でも同時期に「信長の子」が出ております。
リブロ池袋本店 西田芳樹)

信長の血統

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『日本破滅論』

藤井聡/中野剛志  / 文藝春秋 / 税込809円
9784166608713

二人の論客による対談集。衝撃的なタイトル通り、現状の日本の政治、経済、社会に話が及ぶ。この秋は領土問題や次期選挙に向けた離合集散のニュースが多く、世間は慌ただしい。政権交代から3年。世論は間違えた選択をしてしまったのか。
リブロ池袋本店 西田芳樹)

日本破滅論

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『都市と消費とディズニーの夢』

速水健朗 / 角川グループパブリッシング / 税込760円
9784041103074

従来の地域コミュニティを破壊する、無個性で画一的、消費社会の権化などと、とかく都市計画者や知識人とされる人達から忌み嫌われ否定されているイメージのあるショッピングモール。しかし、実際に、人々はモールに集まり、利用し、消費をしてる。さらには、モールにある銀行や役所機関が公共機能を果たしている場合もある。このギャップは何故生まれるのか。
ショッピングモールから社会を考察する本書は、経済や市場原理から読み解く都市論でもある。本論にも出てくる現在の日本のテレビ局と街とモールの関係などは、その一端をよく表しているものといえるであろう。
また、本書に取り上げられている様々な事例を読むと、ショッピングモールのあり方は建築家や都市計画者の考えと本当に相反するものなのか、ディズニーやハワードの描いた都市論は現在の都市のあり方とどう呼応しているのだろうか、など様々な読み解きを喚起させられる。
都市と経済、消費、そして私たちの生活について考える際の、新たな角度に気づかせてくれる一冊。
リブロ池袋本店書籍館1F 幸 恵子)

都市と消費とディズニーの夢

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『後白河上皇』

小林泰三 / PHP研究所 / 税込945円
9784569804163

大河ドラマ「平清盛」関連本といってよいだろう。世は武士社会になっていく過程の中で後白河はどう対処していくのか。
著者はいわゆる歴史研究家ではないということが面白い。デジタル復元師を名乗っている。
絵巻物の色を復元して新たにわかったことを推理して、何故後白河が武家社会に拮抗できたのか考察している。
リブロ池袋本店 西田芳樹)

後白河上皇

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『職業としてのAV女優』

中村淳彦 / 幻冬舎 / 税込840円
9784344982642

この20年間の動向から言えば、右肩下がりの業界であるのは間違いない。画質や女優の質は上がっているのにである。低価格でより質の高いモノが手軽に手に入るようになったからだ。 業界の収益が減れば、当然そこに働く女優の収入も減る。この収入の変遷を読めば、社会現象の一端がわかる。
リブロ池袋本店 西田芳樹)

職業としてのAV女優

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『黄金の日本史』

加藤廣 / 新潮社 / 756円(税込)
9784106104718

「信長の棺」の本能寺三部作で知られる時代小説家が鉱物としての「キン」を通して日本史を見てみると。
「黄金の国 ジパング」伝説はいつまでそうだったのか。鉱物資源の無い国としての認識しかない現代人の目から見て本当にそんな時代が有ったのか?
その疑問が解ける本です。また、現代の経済政策や外交政策にまで話はいき、これからのニッポンの進む道を示唆しています。
リブロ池袋本店 西田芳樹)

黄金の日本史

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『日本近代史』

坂野潤治 / 筑摩書房 / 1,155円(税込)
9784480066428

5月のおすすめの新書は『日本近代史』です。文庫のおすすめ本の歴史背景にもなっておりますので、あわせてお読みいただければより深く楽しめるのではないでしょうか。
時代は1857年~1937年の80年間 江戸、明治、大正、昭和の激動の時代を6つの時期に分けていく。
暑くなる時期にちょっと固めの本をお薦めします。
リブロ池袋本店 西田芳樹)

日本近代史

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『池上彰の「ニュース、そこからですか!?」 』

池上彰 / 文藝春秋 / 840円(税込)
9784166608508

池上彰氏は出す本全て売れている。わかりやすさからですね。今起きている数多くの問題に対して基礎から解説していく。
この本のもとになっているのは、週刊文春のニュース解説連載コラムです。これに加筆修正して本にまとめました。「ギリシャ危機」「原子力」「アラブの春」「円高」など。その時々に話題になった単語をあなたは理解していましたか? 時事用語をわかりやすく披露すると知的に見えるはず。
リブロ池袋本店 西田芳樹)

池上彰の「ニュース、そこからですか!?」

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『繁盛論』

神谷利徳 / アスキー・メディアワークス / 780円(税込)
【ISBN】9784048683036

カフェ・リブロ作家養成ゼミから生まれた本

坐・和民、舌呑、一風堂・・・。約10年間で手がけた店舗は1000店以上。なぜ彼の元に仕事が舞い込むのか?そしてなぜ手がけた店は繁盛店になるのか?全てのビジネスに通じる真髄を敏腕店舗デザイナーが語る!

繁盛論

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