『現在知 vol.1 郊外その危機と再生』
戦後の日本のシステムは限界に来ている。それを刷新しなければならない。そのような言説はあらゆる場面で耳にするが、なにが限界の原因なのか。都市における戦後的システムの象徴のひとつである「郊外に一戸建て住宅を持つ」団塊世代のライフスタイル。ニュータウンの夢の終わりを告げるかのように、郊外では施設の老朽化や住民の高齢化が進んでいる。そんな話は20年以上前から指摘されてきたにも関わらず、未だに同じことが言われ続けている現況を見ると、このなにもしない社会と、他ならぬわたしたち自身にこそ問題があると思わざるを得ない。
いまこそ、わたしたちはそこから抜け出さなくてはならない。
NHKブックスの別巻として刊行されていた『思想地図』の後継版ともいえる『現在知』シリーズのVol.1。今後も期待、です!
(リブロ池袋本店書籍館1F 幸 恵子)









