おすすめ本

リブロスタッフによるおすすめ本のご紹介

文庫

『仕事が嫌になったとき読む本』

笠巻勝利 / PHP研究所 / 560円(税込)
9784569572697

人生を一幕のドラマとすれば、主人公は他ならぬ自分自身である。ところがこれが、なかなか思い通りに進まない。ことに会社勤めの身ともなれば、そんな経験は日常茶飯事だ。本書は、ちょっとした視点のずらし方で物事が違って見えることを、繰り返し語りかけ、「仕事がつまらない」「成果が上がらない」「会社に評価してもらえない」といったマイナス思考を一掃してくれる。仕事が楽しくて仕方がなくなる「心の強壮剤」。

リブロでの独占販売。

お買い求めの際はお近くのリブロ、よむよむ各店まで足をお運びください。

仕事が嫌になったとき読む本

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『ラブオールプレー』

小瀬木麻美 / ポプラ社(ポプラ文庫ピュアフル) / 672円(税込)
9784591122686

 書店員作家・小瀬木麻美の2作目。前作『何度でも君に温かいココアを』から2年ぶりの新作は、ポプラ文庫ピュアフルという青春小説レーベルから刊行された(書き下ろし)。
 高校バドミントン部を舞台にした直球ど真ん中の青春スポーツ小説で、実に「正しい青春」がまっすぐに・軽やかに・爽やかに描かれている。表紙イラストそのままの、「超純粋男子高校生」の愛らしさと美しさが、全く損なわれることなく最後まで貫かれる。「努力・友情・勝利」の方程式が全面展開された正真正銘の正統派青春小説だ。
 加えて、この小説の魅力は細部に宿る。まず、バドミントンのことに詳しくなくても全く問題なく、見事に具体的な場面を思い浮かべながら読み進められる巧みな描写。好感度の高い健康的な高校生という条件を満たしながら、すっきりと書き分けられた登場人物たちのキャラクター。そして、相互に信頼をもって繋がりながらも一定の距離感を保ち続ける人間関係のリアリティ。その情景が、まるでアニメを見ているかのようにありありと浮かびあがるのは、この作家の確かな技術によるものだ。
 また、前作同様この作品の登場人物たちも、まっすぐに自立し倫理的に生きる「強い個人」として美しく描かれる。ここにおそらく著者の特徴的な哲学が反映している。この作品の清々しさは、単にスポーツのそれというだけでなく、作家により吟味された単語のひとつひとつに託されて、人物や出来事の隅々にまで徹底されている。大袈裟に言えば、小説家に与えられる絶対的な権力により、この世界は予め周到に掃き清められている。
 前作ではその恣意性に気をとられ、物語世界への没入を阻害されたが、2作目においてこの作家は、青春スポーツ小説というフォーマットを使うことでその弱点を克服した。描かれる内容に相応しい形式を得た、幸福な作品だ。
 新人作家の2作目が、デビュー作よりおもしろい事例は必ずしも多くない。小瀬木麻美の読者はラッキーだ。3作目も楽しみにして待とう。
(商品部 野上由人)

ラブオールプレー

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『外見だけで人を判断する技術』

渋谷昌三 / PHP研究所 / 540円(税込)
9784569571942

「外見だけで人を判断してはいけません!」常識のように語られるこのセリフ。しかし、本音のココロはやっぱり"見た目"に表れてしまうものなのだ。―本書は顔、服装、しぐさに隠された心理を楽しく解説。「一重まぶたの人は頑固」「腕組みは警戒心のサイン」「茶色のスーツを着る人はケチ」など、驚きの事実が満載。人とのつきあい方のコツがわかり、ビジネス、恋愛の戦略に役立つ一冊。

リブロでの独占重版。
お買い求めの際はお近くのリブロ、よむよむ各店まで足をお運び下さい。

外見だけで人を判断する技術

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『ザ・ロード』

コーマック・マカーシー/黒原敏行 / 早川書房 / 840円(税込)
9784151200601

 理由が明らかにされていない災厄後の世界。灰色の厚い雲が空を蔽い尽くし、平均気温は下がり続け、わずかばかりの人間が生き残っているが、動植物は死滅しているので、狩猟や農耕を糧にすることはできず、世界はもはや再興の余地のないほどまでに荒廃している......その中を父と子が南に向かって旅をするというお話です。
 生き延びるためには、崩壊前の世界の遺物である缶詰などの保存食を探し廻るか、他の人間を捕らえて食べるしかありません。子である少年は、物心ついた時から今の世界しか知らず、父からは自分たちは善き者であり「火を運ぶ者」であると聞かされ、それを信じています。火を運ぶとは何か、その説明は記されていません。行く先々でつらく酷い出来事に遭遇しますが、少年の無垢は、世界の慄然とする光景と凄まじいコントラストを成し、目が眩むほどです。物語が進むにつれ、絶望は深まるばかりですが、その果てのほんの微かな希望の灯りに、読む者はほとんど茫然となるでしょう。
リブロ東松山店 鈴木学)

ザ・ロード

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『食堂かたつむり』

小川糸 / ポプラ社 / 380円(税込)
9784591115015

 久しぶりに泣かされてしまった。まずは母と娘の関係に。そしてエルメスとの別れのシーン!
 生きること、食べることの大切さ、食べる為に殺されるものたちへの感謝の気持ちを忘れないようにしようと思った。
 読んでいると料理のいい香りがしてきそうで......食べに行きたくなります。
 終始心がポカポカして、ほっこり心地よい絵本のようなお話です。
リブロ調布店 飯塚芽)

食堂かたつむり

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『博士の愛した数式』

小川洋子 / 新潮社 / 460円(税込)
9784101215235

 この世で博士が最も愛したのは素数。
 博士と私を結ぶものは友愛数。
 博士が名づけた息子の名は√(ルート)。

 80分という限られた時間、3人の空間は暖かく心地よい空気が流れている。
よむよむフレスポ甲府東店 渡辺友子)

博士の愛した数式

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『深夜特急 1』

沢木耕太郎 / 新潮社 / 420円(税込)
9784101235059

 喧騒、熱狂、湿気、匂い。
 そして、孤独と熱狂。
 そんな旅の空気を読むたびに肌で感じます。
 一体、どれだけの人がこの本で旅への憧れを募らせたのだろうか?
 時代を超えて読み継がれる永遠の「青春のバイブル」です。
リブロ広島店 國好知子)

深夜特急 1

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『火車』

宮部みゆき / 新潮社 / 900円(税込)
9784101369181

 逃げる、女の物語。
 逃げなければならないつらい過去。
 逃げ続けることの絶望。ここに描かれているのは哀しく、そして強い女性の姿です。
リブロ池袋本店 小池由記)

火車

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『99のなみだ』

リンダブックス編集部編 / 泰文堂 / 600円(税込)
9784803001266

 笑うことって健康によい、とたまに聞きますが、じつは泣くことも心にとってよいらしい。
 余命短い妻が語る夫への想い、幼くして亡くなった息子が母親に残したもの......、そんなジーンとくるお話ばかりがぎゅっと詰まっています。
 「最後に思いきり泣いたのは、いつだろう?」という方は、ぜひこの短篇小説集を読んで、泣いてください。
リブロ別府店 祐保博美)

99のなみだ

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『薬指の標本』

小川洋子 / 新潮社 / 380円(税込)
9784101215211

 静かで美しい物語。
 冷たくもかすかな毒の含まれた小川洋子のエッセンスがつまった作品です。
リブロ池袋本店 林裕一)

薬指の標本

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『そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります』

川上未映子 / 講談社 / 550円(税込)
9784062765053

 「乳と卵」で芥川賞、「ヘブン」で2010年本屋大賞6位を受賞した著者のデビュー随筆集。
 書名も非常に素敵ですが、とにかく、各章のタイトルがまた秀逸!「夜明け前、いっかい、最高の君の顔」とか、「帰郷、もしもし絶対者さん」とか、「ヒって。」とか、「ハロー、殺気立ってる?」とか......。あっ、あと「猫パニック」。そう、「猫パニック」。もう、気になるでしょう? 是非、目次だけでも読んでみてください。
 ただし、内容はタイトルを裏切らない面白さかと思えば、タイトルからは想像もできない観念的なものだったりと、一筋縄ではいきません。
 ひりひりするような感受性と、独特で深遠な表現力で書かれた喜怒哀楽。そこに生まれる素朴で根源的な問い。滑稽だったり、哀れに見えたりするけど、なにやら、そんな生き方も綺麗かも......って思わせるだけの情熱と想像力。
 芥川賞も当然、と頷ける著者の「思考(頭)」。皆さんの頭にも、著者の「世界」を、すこんと入れてみませんか?
よむよむ草加松原店 馬場健一)

そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります

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『オーデュボンの祈り』

伊坂幸太郎 / 新潮社 / 660円(税込)
9784101250212

 未来が見える「優午」という名のしゃべる案山子。まるでキテレツのコロ助のようで愛着がわく。
 彼が殺されて物語りは展開する。デビュー作にして初期伊坂作品の金字塔ナリ。
 (リブロ東池袋店 馬場祐司)

オーデュボンの祈り

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『夜は短し歩けよ乙女』

森見登美彦 / 角川書店 / 580円(税込)
9784043878024

 先輩の一目惚れから始まる物語。登場するものすべてがヘンテコで、決して王道とは言えない恋愛小説。
 だけど、読み終わった後のホッコリ感は紛れもない純恋愛かもしれない。
リブロ渋谷店 佐藤香織)

夜は短し歩けよ乙女

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『風が強く吹いている』

三浦しをん / 新潮社 / 860円(税込)
9784101167589

 駅伝版のスラ○ダンク!? いやいや、あちらは赤い髪の彼だけが素人でしたが、本作は素人集団があの箱根駅伝を目指します! ありえない設定ですが、三浦しをんさんの文章に引き込まれること間違いなし!
 ぜひ、お手にとっていただきたい一冊です。
リブロ小田原店 笹田智子)

風が強く吹いている

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『白夜行』

東野圭吾 / 集英社 / 1,050円(税込)
9784087474398

 発端は迷宮入りしたある事件。悲しく切ないラストにいたるふたりの主人公の人生。心の闇。
 ドラマを見た人でもこの作品の奥深さを知り、「これぞ傑作」とうなるに違いない。
よむよむ花小金井駅前店 斉藤健一)

白夜行

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『西の魔女が死んだ』

梨木香歩 / 新潮社 / 420円(税込)
9784101253329

 まいが自分らしさを取り戻せたのはおばあちゃんのスローライフからでした。わたしもこの夏魔女の家を訪ねたいと思います。
 魔女からのメッセージを探しに......。
よむよむクレッセ甲西店 芦川さと美)

西の魔女が死んだ

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『五郎治殿御始末』

浅田次郎 / 新潮社 / 460円(税込)
9784101019253

泣こうと思って選んだ訳ではありませんが、久し振りに号泣してしまう
物語に出逢ってしまいました。
時代が激変した江戸から明治、その幕末の武士達の己の始末のつけ方が
悲しく、せつなく、そしてかっこよく描かれています。
当時のことなど勿論わかりませんが、読み進めるとその頃の武士達の葛藤が
胸に迫ってくるのです。そしてどれほどの覚悟であったかと思うと、胸が締め
つけられ、涙が止まらなくなるのです。
こういう男を「かっこいい」って言うんじゃないだろうか、と思います。
是非、この、かっこいい男達に出逢って頂きたいです。
リブロ川越店 堀越秀美)

五郎治殿御始末

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『昭和歳時記』

吉村昭 / 文藝春秋 / 700円(税込)
【ISBN】9784167169312

昭和2年東京の日暮里で生まれた著者による昭和の記憶。今ではすでに失われた昭和前期下町の風俗や習慣をいきいきと描いた作品。
戦時・戦後の下町の庶民生活は、戦争は二度と繰り返してはいけないということを教えてくれると同時に、効率主義に毒された今の生活を再考させてくれます。現代人にとって必携の貴重な一冊ではないでしょうか。

リブロと有隣堂での独占重版。
お買い求めの際はお近くのリブロ、よむよむ各店まで足をお運び下さい。

昭和歳時記

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『看守眼 』

横山秀夫 / 新潮社 / 540円(税込)
【ISBN】9784101316727

「死体なき殺人事件」刑事の夢破れた男にしか見えない真実とは!? これぞ、横山ミステリ。

刑事になるという夢破れ、留置管理係として職業人生を閉じようとしている、近藤。彼が証拠不十分で釈放された男を追う理由とは(表題作)。自叙伝執筆を請け負ったライター。家裁調停委員を務める主婦。県警ホームページを管理する警部。地方紙整理部に身を置く元記者。県知事の知恵袋を自任する秘書。あなたの隣人たちの暮らしに楔のごとく打ち込まれた、謎。渾身のミステリ短篇集。

看守眼

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『墨東綺譚(ボクトウキダン) 』

永井荷風 / 岩波書店 / 483円(税込)
【ISBN】9784003104156

没後50年。世間一般では話題になかなかあがりませんが、全集(2次刊行)など関連書の刊行が続きファンにとっては嬉しい一年です。
まずは入門書としてこの1冊をどうぞ。

墨東綺譚(ボクトウキダン)

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『戦艦武蔵ノート』

吉村昭 / 文藝春秋 / 580円(税込)
【ISBN】9784167169107

吉村昭「武蔵」が熱い!!
永らく絶版だった名作がリブロ・よむよむ限定で復活。
購入できるのはリブロ・よむよむのみ。
戦争を伝承する上でも絶版にしてはならない本です。
『戦艦武蔵』(新潮文庫)と合わせて一気読みしてください。

戦艦武蔵ノート

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